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診療体制

 救命医療の本質は「どのような時でも患者が必要とする救急医療を迅速かつ適切に提供できるシステム」と,それを支える「チーム医療」です.
ここではわれわれが目指す医療の内容と特色を説明させていただきます

■通年・終日,質の高い救急医療を院内全部門の総力をあげて提供します.

■初療(ER)から根治的治療、集中治療まで
 救急外来初期診療のみではなく,手術や入院が必要になった場合は必要に応じ専門診療科と協力を行い,手術を含めた各種根治的治療,集中治療,救急病棟入院患者の診療も行います.
 日本でも数少ない「間口の広い,奥行きの深い」救命救急センターの形態をとっております.
 但馬地方を含めた北近畿エリアは救急医療過疎地域でもあり,但馬救命救急センターはまさに「最後の砦」として,救急応需率100%を誇っています.

■病院前から始まる救急医療
 センター長の座右の銘でもある「救急医療は現場から始まる」を実践すべく平成22年4月17日より運用を開始したドクターヘリの基地病院として「いつでも,どこでも,誰にでも」迅速かつ良質な救急医療を提供出来るよう努力します.また平成22年12月5日からドクターカーの運用も開始しています.

■疾病から外傷まで
 スタッフドクターは救急医学以外にも各々に専門性を有しており,外因性,内因性を問わず様々な疾患に重症度,緊急度に応じた診療を行います.また,必要時には院内各科とも協力して診療にあたります.■日常診療から災害医療まで災害医療体制を整えて,地域における健康危機管理の中核機能を果たします.
 日頃やっていないことを災害時にわかに行うことには限界があり,われわれは日常診療の延長線上に災害医療があると考え日々の診療にあたっております.
 センター長は大阪教育大学附属池田小学校児童殺傷事件(院内対応),JR福知山線列車脱線事故(現場医療責任者),エキスポランドジェットコースター脱輪事故(受入拠点病院責任者),福知山花火大会爆発事故(DMAT病院支援)などを含めた数々の災害現場,多数傷病者対応を経験した本邦でも数少ない救急医です.

■実践から教育まで
 救急医療,集中治療,災害医療に携わる人材を幅広く養成する拠点となります.豊富な症例を基に,実践的な教育を行います.また病院前救急医療を担うフライトドクターの育成には特に力をいれており,厳格な基準を設けon the job trainingを行っています.
 off the job trainingにも力を入れており,ICLS,JPTEC,MCLS,PSLSなどメディカンコントロールに絡ませ,定期的なコース開催に関わっています.
 医学生,研修医,救急救命士,看護師などの実習・研修生も積極的に受け入れています.ご興味がおありの方はぜひ御一報ください.


TECCMC for Shock, Trauma and Everyone.